『詩織も勉強教えてあげようか?』
「イヤ、遠慮しておくよ・・・
前に教えて貰ったとき、莉央・・・スパルタだったから」
『そうだった?
それより、教えて欲しいって言ったのは詩織でしょう?』
そう、それは前のテストの時に泣きすがられた記憶がある・・・
その時に宮本と詩織をしごいたような気がする・・・
宮本はついででしかない
教えているとき宮本の顔が始終若干赤かったような覚えもある
「莉央-?
りーおっ!
どうしたの?考え込んじゃって」
『え?
考え込んでないよ。
ただ、前のテストの時のことを思い出していただけだよ』
なんて、会話を2人でしていると・・・
「オーッス!
よっ!莉央、西森」
「あ!
三浦君。
おっはよー!」
『さっきぶり。
三浦。』
私の肩に腕を回し、現れた三浦。
腕を放してくれるとありがたいんだけどな・・・