「そういえばさー、
新田って、俊弥の奴と・・・
付き合ってるのか?」
ん?
なんで、私と三浦が・・・?
首をかしげていると、その動作から肯定ではないと感じた宮本が
「ちげぇのか?
いやー、良かったー
昨日一緒に帰ってるのを見たって奴がいたからさー」
何が良かったのかはさっぱりわからない。
『なんで私が三浦と付き合わなくちゃいけないの?
三浦には勉強を教えているだけ』
「勉強?
あぁ、あいつ、勉強悲惨だもんなー
・・・って、お前ら2人っきりでか!?」
何をそんなに驚くことがあるのか分からない。
でも、驚いて立ち上がる宮本・・・
『そうだけど・・・どうしたの?
仕事・・・終わったの?』
宮本を真正面で見ようと座り直しながら問いかけるが、
宮本の座っていた席には
まだやりかけのプリントが残っていた。