『イヤ・・・あれは、レッドカード並だろ・・・』



絶対にそうだ。


だって、普段メガネかけてて、

休憩時間だって勉強してるか、佐保と喋ってるかだろ!



つーか、なんで俺そんなこと知ってるんだよ!


ちょっ、健に聞いて・・・


なんて考えていると、手に持っていたスマホがなった


『・・・健・・・?』


相手は丁度電話しようとした健だった。


『はい、何か用でもあるのか?』


《俊弥-!

どーしよー!》


『?

何かあったのか?』


《千尋が・・・千尋が・・・!》


『木村がどうかしたのか!?』



健の声が震えていた。


でも、返ってきた言葉は・・・


《千尋が可愛すぎてやばいんだよー!》


まさかの、惚気だった・・・


その言葉を聞いた瞬間、俺はスマホの通話終了ボタンを押していた。



頼む、健・・・惚気は他の奴にしてくれ