「は?」


放課後のグラウンドに

複数の部活の声だしの声が響く時間帯・・・

職員室に間の抜けた声が響いた。

現在職員室に居るのは先生1人、

そして私を含めた生徒2人の3人だけ。


「は?じゃねぇよ。

は?じゃあ。」


2枚のプリントを掲げひらひらと揺らす

柊(ひいらぎ)先生。


「イヤイヤ。

もう一度言いますけど、は?」


生徒の1人。

三浦俊弥(みうら としや)

黒の無駄にサラサラの髪が特徴の

クラス1背が高いヤツが言う。


『三浦さん?

1つ言わせて下さい。このテストの点数なんですか?』


そして、私。

新田莉央(にった りお)

黒の腰まであるストレートの髪に

黒縁メガネをかけている。


「ふふふ。

俺、歴史は自信あるんだぜ?

100点だって夢じゃねぇ!」


そうとう自信があるのか別の先生のイスに

偉そうに腰掛ける三浦。