「あ、じゃあもうあたし、教室に帰ります」 そう言って、ソファーから立ち上がると頭を下げる。 先生に相談して良かった。 少しだけ、モヤモヤが消えたような気がするし。 「もうこんな時間ね...授業遅れないようにね」 そう言って微笑んだ先生に、もう一度頭を下げると、保健室のドアに向かう。 「ありがとうござ───え?」 お礼を言ってドアを開けようと、取手に手を伸ばした瞬間、思わず声が漏れていた。