「そして、下手すればこの蝸牛が原因で起きるメニエール病と言う病気にかかってしまいます」
「は、はぁ...」
また難しい専門用語を...
「でもまぁ、最近は化学も発達してるんでね。薬を飲んで治療すれば治りますよ」
そう言って、耳の構造図が描かれた紙から手を離すと、あたしにニッコリと笑顔を向けてくる先生。
そんな先生を見て、少しだけホッとした。
「薬は、4日分出しておきますね。ではまた4日後に来て下さい」
「はい...」
ありがとうございます。
そう言って頭を下げると同時に、ある疑問が浮かぶ。
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