「はい。誰か聞いたんですけど、教えてくれなくて......」
え......?
誰か聞いた?
何か、ちょっと引っかかるんだけど。
そんな事を思った矢先、陽架里が口を開く。
「ん? 待て待て。萌衣ちゃん、いつの間に......榊とそんなに親しくなったの?」
陽架里の言葉に、静かに頷く萌衣ちゃん。
「連絡先も交換したんです」
「連絡先⁉︎」
萌衣ちゃんの言葉に、思わず大きい声を出しながら目を見開くあたし。
「あ、ごめん...」
ちょ、ちょっと...いつの間にそんなに榊と親しくなってんの...⁉︎
思ってもない事に、動揺するしかないあたし。

