「ひっ‼︎って薫ねー......私は化け物じゃないんだから。そんな目で見ないでよね」
はぁとため息をついた陽架里は、あたしの横をスッと通り過ぎた。
「え...っ?」
思わず驚いて、陽架里を目で追う。
「別に何もそこまで驚かなくていいでしょ。練習するんでしょ? あと3人来るまで練習するよ」
元々出していたギターを肩に掛けながらそう言った陽架里に、満面の笑みで頷く。
「うん...‼︎」
陽架里が立っているすぐ横に置いてあるベースを手に取ると、アンプに繋ぐ。
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