あたしに明日は来るのでしょうか。




「あ...ありがとうございます」


萌衣ちゃんの前に椅子を引っ張ってきたあたしに、ペコッと頭を下げた萌衣ちゃん。


その椅子にちょこんと座った萌衣ちゃんは、ゆっくりと口を開き始めた。


「あの......好きな人がいるって分かってしまって......」


少し伏し目がちに話す萌衣ちゃん。


見る限り、相当ショックを受けているようにも見える。


まぁ...でもそうだよね。


自分の好きな人に、好きな人がいるって分かっちゃうんだから。


ショックなのは、当然の事だよね。


「好きな人?」


陽架里が確認するように、萌衣ちゃんに聞き返す。