......んとに、バカなのはどっちだ。



まぁ、そう言ってる俺も俺だけどな。



好きなのに、思ってもない事が口からペラペラ出てくっし。



アイツはその言葉を真に受けて怒るし。



俺......絶対ぇ嫌われてんな。


まぁ、それだけじゃめげねぇけど。


振り向かせてやるし。


見とけよ。


これから頑張ってやる。


覚悟しとけ。


そう心の中で決めて、掌に力を込めると、保健室のドアに向かって歩き始めた。