その後すぐ、走る音が耳に入る。 「え......」 もしかしなくても、追いかけてきてる...⁉︎ 走りながらも後ろを振り返ると、あたしに向かって走ってくる春山君の姿が目に入る。 「は...ちょ何で追いかけてくんのーっ‼︎」 前を向き直して声を張り上げると、目を瞑る。 こんなの、絶対逃げ切れられない。 距離だって、もうちょっとあったはずなのに。 足音がやけに近くなった気がする。