「こ、ここか・・・?」
陽菜と会ってから、この公園にすぐに向かった。
まだ、自分が何を言いたいのかは分からない。
でも・・・どうしても・・・言いたいことが・・・!
「おい!雛!!出てきてくれ!!」
無人の公園にただただ響くだけで、どんなに声を荒げても返事は・・・ない。

[・・・悠真?]

「!!」
後ろから突然、聞きなれていた声がきこえてきた。
[何・・・してるんですか?]
「ずっとお前を探してたんだよ。」
自分でも驚くほどシンプルな応えを口から出した。
[・・・そっか。探してくれてたんですね。]
「ああ、こんなとこにいたのか。」
[・・・・・・。]

「別に話すこともないから、とりあえず逢えて嬉しいな。」

[・・・はいっ!]

End・・・?