プリンセス☆ロード






考えても、考えても、答えなんかでなくて。
いつの間にか眠っていた私は、目覚めた時にはもう次の日の朝だった。





「はぁ…」




少し散歩してこよう。
どの選択肢を選んでも、うまくいかない気がする。





「…レン…」

「…ああ」





最近お気に入りの花壇へ向かう途中の廊下でレンに出会った。
レンは、騎士の恰好ではなくて、普段着のようなラフな格好。



「今日は、休みなの?」

「ああ。午後からだ」

「そっか…」

「ああ…」





どことなく気まずいのは昨日の事があるからだろうか。
レンは、どう考えてるんだろう。





「散歩、一緒に行かない?」

「ああ」




ぎこちないまま歩き出し、動揺している私。
なんて切り出したらいいんだろう。





「ねぇ、レン…」

「…ん?」





レンは、なんて答える?