もう少しだけ、彼の側にいようと思う。







きっと、これからも辛いこと悲しいことたくさんあると思う。
届かない想いに涙したり、もどかしい想いに憤りを感じたり。








それでも、レンの側にいたいと思う。
振り向いてくれなくてもいい。
少しでも、私の存在をレンの中に残せたら。






精一杯レンと向き合って。









もしかしたら、結局失恋して何も残らずここに戻ってくるかもしれない。










その時には、笑って慰めてね。













「よし、行くぞ」

「うん」










行ってきます。