悔しい。
一人でも戦える事を証明したいのに。



結局私は……。







「放して!!!!」








最後まで抵抗はやめない。
諦めない。
それが、私の意地だ。





「うるせぇ!」







男はガッと私の制服のブラウスを掴むと左右にボタンを引きちぎる。
にやけた男たちが周りにたかってくる。








「やめてっ!!!」

「黙れ!」





男の手で口をふさがれる。
息が苦しい…。




必死に抵抗するが男の力にはかなわない。









涙が溢れる。









「手を離せ」










低く響く声が聞こえる。
こみ上げる涙で何も見えない。








「ああ?」

「その汚い手を離せと言ってるんだ」









私の上にのしかかっていた男が蹴り飛ばされる。