「…しいて言うなら、時々すごく寂しそうな表情を見せる時があるくらいですかね」 「寂しそうな表情?」 「僕の思い過ごしかもしれませんけど」 幸せそうな二人、でも、確かにこの城に来て一度も女の子になんて会っていない。 今、不在なのか…でも、レンが来ているのに? 疑問は残る。 私が、深入りしていい話なのだろうか。 「ありがとう」 「いえ」 ソウシにお礼を言って別れる。 結局、なにもわからなかった。 みんなも知らないんだ。 若く見えたレン。 もう、あれは過去の話なのだろうか。 知りたいよ。