「紗南ー!!!!」 落ちていく感覚と、浩太が名前を叫ぶ声。 ああ、これで終わるの? 最後まで、逃げてばかりだった。 美由紀にも、ごめんねって言えなかった。 浩太とも向き合おうとしなかった。 その結末が、これ。 きっと、罰が当たったんだ。 逃げてばかりいたバツが・・・。 落ちていく中、光を見た気がした。