伝えなきゃ。 あの時言えなかったあたしの気持ち、伝えなきゃ...! 照れ隠しなんて必要ない。 もう空也くんから逃げない! 「そ、空也くんっ!!」 えっ?と下げた頭を上げる空也くんの顔は薄暗いこの部屋でも分かるくらい赤かった。 「あの、あたっあたしね!」 恥ずかしくて思わず視線をそらしてしまう。 頑張れ、あたし...っ! 「あたしも、四年前からずっとずっと空也くんのことが好きでした!」