な、な、なっ!
助けてくれた上に遅くなってごめん?!
なんていい人!!
遅くない。ぜんっぜん遅くない。
咲なんか全く気づいてなかったから。

「い、いやややややや!!そんなとんでも、なっ、ない!」

なぜかテンパってしまった。

「ははっw気を付けなよ。」



あ......。
この、笑顔...。
あたしの好きな笑顔だ。