「ケイ!?」



だんまり男が掴む腕を振り払って、ナオの言葉も無視して、とにかく急いで自宅に向かった。









クローゼットの奥…



2年ぶりにあのタバコを手にとる。







そこには、


『2年後、必ず迎えに行く。待ってろ。』



油性の黒ペンで殴り書き。





こんなの見てなかったもん…。