「どうぞ」







蓮が玄関のドアを開けてくれて私は中に入った







「お邪魔しまーす」








ガチャ







前のリビングの部屋の方から扉が開く音がした








「いらっしゃーい!
蓮、こちらが彼女さん??」









出できたのは蓮に似た30代くらいの女性だった









「初めまして。
森山奈々です。」







「奈々ちゃん!
名前まで可愛いのね!
私は蓮の母です。
さぁ入ってー!」








すごいテンションの高いお母さんだな







「うるさくて悪いな」







そんな事を思ってたら蓮がそう言ってきた







「全然!
優しそうなお母さんだね」






そう言って私たちはお母さんのあとを追った