ー次の日ー



いつものように風に当たって
たそがれていたゆらさんに
後ろから抱きついてみた。


やっぱり抵抗しない。



「ねぇ、ゆらさーん?」




「ん?」


久々に聞けた「ん?」
思わず嬉しくてつい、気持ちが出てしまった。