爽やかボーイとピュアガール

制服を着替えたあたし。

パンを少し食べて、牛乳を一杯飲み、顔を洗って、出発ー!

今日はどんなこといじめられるのかなー?

そして、どんな優しさがもらえるかなー?

常識が変わるんだよなー。

それで、人は離れるかもなー。

いや、もう離れてるけど。

友達欲しいなーなんて思ってたら

本当にもらえなくなる気がする

学校の下駄箱で靴を履き替えると、

奥に一通の手紙が入ってた。

えっ?嘘?ラブレター?こんなベタなラブレター、あたしに送られるなんて本当にあたしついてるね!

取り出して、ブレザーのポケットに入れ、ゆっくり教室に向かう。

そして、着いて、自分の席に座り、ゆっくりポケットから手紙を取り出して黙読する。

「おはようございます。神崎陸人と言います。ラブレターと思っているでしょうが、実は違います。できたら、ホームルームの前、つまり今、階段の踊り場に来てください。2と3の間の踊り場に来てください!」

えっ…ラブレターではないのに、ベタな送り方…

口癖を明るく変える。

「すいませーん…あなたが神崎さんですか?」

「あっ、はい。失礼しました。手紙を読んでくれた方?」

「ええ。下駄箱に入ってたので読みました」

「素直に来てくれてありがとうございます。でも、残念ながら、告白ではありません」

「知ってる。書いてあったもんね?」

「好奇心に負けましたか…」

「ええ。どんな人かなぁって」

「後悔しても構いませんか?」

「な、何をするの?」

「まだお気付きにならないようで」

「神崎さん、なんか怖いよ?あたし、神崎さんに何かした?」

「してません」

「あぁ、良かったあ」

「ふぅー。一緒に行きましょうか?教室へ」

「あっ」

そして、二人が階段に降りようとした瞬間、彼の足が止まった。

「どうしたの?」

あたしがそう聞くと、その瞬間、飛んだ感じになった。でも、それも一瞬だけだった。直ぐに重力に負けて落ちていった。

微かに目を開けると、彼は逃げた。

そのままあたしは居なくなった。