男4「テメェ!なめとんのか!うりゃああ!」

男集団「うおぉぉぉぉ!」

一気に来た

麻華は思わず目を瞑る

翔也「麻華…大丈夫やから」

翔也は小声で言った

アタシにはその一言で不安が解けた気がした

翔也は5人まとめてかかってきたやつらをものともせず
あっさりと勝っていた

男1「お…覚えてろよ!」

翔也「明日にでも忘れたるからな!」

麻華「翔也…」

翔也「麻華大丈夫やったか?」

麻華「う…うん。こんなのたいしたことねぇよ」

翔也「そうか…良かった…
今ほどいたるから」

そういってくくりつけられていたロープをほどいた

すると麻華はそのまま座り込んでしまった

麻華「あ…あれ…?力が…入んない…」

アタシは今の出来事が思ったより怖かったみたいだ

翔也は麻華を引っ張り上げて

ぎゅっと抱きしめた

麻華「な…なにすんだよ」

翔也「無理せんでええよ…」

いつになく優しく落ち着いた声で
言ってくる