ホントにさっぱり分からない

陽葵「いい人そうじゃない?明るくて」

麻華「それはそうかもしれないけど…ん?」

陽葵「どうした?」

机の中に入れた覚えのない紙が入ってた

麻華「これ…」

読んでみると

『麻華さんへ
今日のお昼休みに
図書室で待ってます
2-C中森陶太(なかもりとうた)』

中森陶太とは、去年同じクラスだった人で

その時から麻華に気があったのだ

陽葵「あら?コレは行かなきゃね~」

麻華「ええ~…」

       お昼休み

約束通り図書室へ…

陶太「あっ…」

麻華「なに?」

陶太「あっ、あっ…あの!
俺と付き合っ…」

麻華「無理」

即答した

陶太「えっ…」

麻華「あたしが相手じゃ宝の持ち腐れだろ?
じゃあな」

そう言い捨てて図書室を出た

教室

陽葵「麻華ぁどうだった?」

麻華「どうだった?って?」 

陽葵「付き合う事にしたの?」

麻華「そんな訳ないでしょ」

陽葵「ええー?またふったのー?」

最近告白される事が多くなった麻華
しかしあの性格上、全てふってるのである

陽葵「麻華可愛いのにさぁ…」