帰り道

陽葵「麻華…なんか疲れてる?」

翔也「そりゃあ…あんな女子達に囲まれてやられとったらつかれるやろ」

麻華「…それだけじゃないんだけどな」

麻華はボソッと言った

しばらく歩いて

陽葵「じゃ、私はこれで」

麻華「またね」

陽葵はここで別れた

翔也と2人

なんかいつもより意識しちゃってる

ドクドクいってる

翔也「麻華?大丈夫か?
顔赤いで?熱でもあるんちゃう?」

麻華「大丈夫だから」

すごい心配してる

心臓がもっとうるさくなってきた


今日別れる直前

翔也「麻華?ちょっとええか…?」

麻華「え?おう…」

なんだろう…

そう考えてると

さっきのが比じゃないくらい

ドキドキしてる…

翔也「麻華…お前のことが…好きや」

翔也は照れながらも単刀直入に言った

麻華「…………」

麻華は呆然としていた

翔也「そんなん急に言われても困るやんな。悪かったな」

麻華「ち…違う!そんなんじゃ…ない」

麻華は赤くなりながら言った

麻華「嬉…しいの…」

翔也「え…?」

麻華「アタシも…その…好き…だから…」

次第に小さくなっていく声

翔也はそれを聞くと

勢いよく麻華を抱きしめ

翔也「ホンマに?!」

麻華「く…苦しい…」

アタシはいろいろ込み上げてきて

やっぱり涙が溢れてきた

翔也「そんなに痛かったか?!」

麻華「違う…嬉しいの」

翔也「やっと…思いが通じた…」

翔也はすごい笑顔で言う

麻華「(アタシも同じ気持ちだ…)」

そんな事を思っていたら…

麻華「……んむ……」

翔也「もう我慢でけへんわ…」

そう言うと

優しく何度もキスをした………

終わり