「あー!入学式なんてたりぃな!なぁ?永ー遠っ♡」そんな気持ち悪い声を出す俺のまあ...親友の西内裕人。「ああー。」「ああー。じゃなくておはようっ!ってお前は素直に言えねえのか〜?このこの〜♡素直になれよ〜」俺の頬をつんつんしてくる。あー、まじうっぜ。「あのー...。」1年か?入学したてのほやほや女が俺に何の用があんだよ...。「なに?」俺は冷たく返す。すると、女は顔を真っ赤にし手紙を無理矢理俺に持たせ、どっかに行ってしまった。ったく、なんなんだよ...。一部始終を見ていた裕人はというと...。「いいねぇ〜、モテる男はっ!」なんて気の抜かしたこと言ってやがる。まあ、確かに。俺は自分の顔で不自由になったことがない。それどころか、自分はまあまあのいけめん...だと思っている。だから、俺はBoys Manを作った。最初は、なかなか売れないバンドだった。だけど、最近顔がかっこいいというヘンな理由で売れ出した。まあ、テレビにはまだまだだけどな...。そんな事を思っていると___。 「_____ピルルルッ....」俺の携帯が振動した。「はい。」「あー、永遠か?学校どうだ?」そんな事のために電話して来たのかよ...。「別に、普通だけど。で、用件は?」「何だよ、心配してやってんのによお。あ、そうそう、お前らの歌を聞きたいと言っている人がいるんだ。今日、3時にスタジオに来てくれねえか?」俺らの歌を...?「わかった。じゃ、3時に。__ピッ」「なんだ?君島さんか?」裕人が尋ねる。「あー。なんか、俺らの歌を聞きたいんだとよ。だから、留衣と健斗に連絡とってくれねえか?3時にスタジオ来いって。」了解。と言って裕人はどっかへ行った。
「チャンスかもな...。」どこか、胸を膨らまして歌の練習をするため音楽室に向かう。