「今日からお前は俺らのメンバーな。」
は!?は!?は!?メンバー!?なにそれっ!
意味わかんない。でも、これが私と永遠の出会いだった_____。 時は4月。新品の制服に身を包み気合いの入ったポニーテールで決める。ま、首寒いけどいっか。私__華 姫花 は今年から水原学園に入学する。まあ、ここまで結構苦労したんだよ?水原学園といえばすごく頭がよくて。オール3の私には叶わなかった。でも、制服が可愛いという安易な理由で勉強に励み、やっとの思いで入った高校。水色のチェックのスカートにリボン。あーっやっぱり可愛いっ。そんな事を思っていたらあっという間についてしまった。入学式を済ませそれぞれ新しい教室に帰る。たるい先生の話と軽い自己紹介を終えトイレ休憩。誰かに話しかけようかな...。「ねえねえ!あなた、なんていう名前?」え...。いや、今自己紹介したでしょ。心の中でツッコミを入れる。えーっと。誰だっけな。「あ...えーとっ。田中さん...だよね?華。華姫花ってゆう名前!よろしくね。」多分...田中さん...。間違ってたらどうしよう...。「そうだよ!田中舞!よろしくね♩」舞...ちゃんは太陽みたいな笑顔で言う。前の中学校の話をしていたらあっという間に時間が過ぎた。舞はすっごい可愛い。なんていうの...??えーとっ。ふわふわ系だよね。男は絶対好きなタイプ。「それでねっ... 」きゃー!!!!!! 舞の声は叫び声で遮られた。「何?何?...って...あー、」何か呆れたような声を出す舞。私はまだ状況がつかめずにいた。舞の瞳をとらえている方を見ると...あれは2年生...かな。見てわかる。腰パンをして胸元を開けて。顔は私の大嫌いないけめん...。誰もが認めるいけめん。といってもいいほど。あーあ。めんどくさいのがこの学校にもいるんだな。ま、関わらなければいいだけの話だけどね。てゆうか、縁ないか。「あんなの、どこがかっこいいのかな。よくわかんない。よく、水原学園に入れたよねー。校則違反してるしっ!」確かに...。舞の言うとおり。そんな事を思っているうちに学校が終わり、明日から本格的に学校...。やっぱ高校と言ったら屋上を一回ぐらい行かないとね!軽い足取りで屋上へと向かう。すると透き通るような。でも、どこか足りない歌声が私の耳を通る。「____へ...。」いつの間にか泣いていた___。