「子供達だ。わざわざ残す理由が見当た

らない。それに個人差の出る音による

殺人劇。

無差別により大量虐殺を狙うなら、そう

いった助かる見込みある音を、わざわざ

我が身の危険を顧みず使うことはないだ

ろうしな。


今までの無差別テロとは、違いすぎる。

しかし……

過去に犯罪を犯したやつらを調べたら、

何かしら情報が掴めるかもしれんな」





そこまで考え、義信は過去の犯罪者デー

タベースをもう1度当たり直していた。