「あー、美味しかった! これなら毎日

おとうさん達、留守でもいいね!

毎日お寿司なら、さいっこう!」



「おとうさん達泣くよー、それ聞いちゃ

ったら!」



「きゃはははは。だってー!」



「もうっ、美歌ったら」



ゆりは、妹の美歌が好きだった。

いつも美歌とこうやって、夜はおしゃべ

りをするのが日課になっていた。




「じゃあ……お姉ちゃん、お風呂入るから

またあとでおしゃべりしよ!  上がった

ら、お姉ちゃんの部屋に行くからね!

待っててね!」



「はーい! いってらっしゃい!」



「はぁーい。  行ってきまーす!」