「今日は静かだな……」



署員が口走っていた。

そう、みんな同様に感じていたはずだ。

静かすぎる……



いつもなら、現場を走り回っていてもお

かしくはない。



現場がないにこしたことはない……

だがしかし……

この静けさは、不気味にすら感じた。