「どんなときも、雪さんは優しいね。

雪さんは変わらないね、昔っから!」



「そうかなぁ? でも花梨を思う気持ちは

嘘いつわりなく変わらないって、誓える

よ」



「うちも同じだよ。絶対に気持ちは変わ

らない。例えどんなことがあっても」



「そうだよな。俺ら孤独な中で惹かれ合

い、結ばれたんやもん。離れるわけがな

いよ」



「やっぱり雪さんなら大丈夫だ……」



「大丈夫だよ! ずっとそばにいるから」



二人は優しい時間を過ごしていた。

この時間が永遠に続けばと感じながら。