6月12日17:45


「ゆり……」


高原 みさとは、そう部屋で呟いていた。



親友のゆりが死んでから、三ヶ月が経過

していたのだ。



「あれから三ヶ月かぁ。

あっという間だったね。

きっと、ゆりもサイト見ちゃったんだ

よね……私があのときその話をしちゃっ

たもんね。

なんか、ごめんね……

悪いことしちゃったね」



そう言いながら、みさとの表情は笑って

いるように見えていた。