「うぅ~…」

ここだとさっきみたいに
視線を感じない

私は毛布を体に
のせ、ソファーに座っている

「怖かった……」

私はそう言う

すると……


ゴトッ…ゴトッ…ゴトッ


「へっ!?何!?
何の音!?」

何か床に落ちてはまた落ちる…

もしかして…
階段!?

「怖い…逃げなきゃ……」

私はそう言うが
怖すぎて、動けない


ゴトッ…ゴトッ…ゴトッ


徐々に近づいてくる何か…

「誰か……助けて……」

私は呟くと……


ピンポーン


「!インターホン……」

誰か来た…
私は玄関に行こうとするが
腰を抜かして動けない


ピンポーン


2度目のインターホン

私は力をふりしぼって
玄関に走って行った

ドアノブに触れようと
した瞬間……

ガチャ

勝手に開いたドア
そしてそこに居たのは

「何だ?開いてんじゃねーか…」

天パの髪をかく

博史だった