カチャ

もう一度部屋に戻り
カバンを取りに行く

「えっと…カバンカバン…!」

私は部屋中カバンを探した

「あった!」


ゴトッ!


「………ん、何か落ちた…」

私は落ちているものを見た

「……人形?」

人形を拾い上げようと
手を伸ばした時


「香ー!!いつまで博史君
待たせるつもりなのー!!」


「!!待って!今行くから!」

私は人形を拾い上げず
そのまま部屋を出た


「………………カ…オル…」



コツコツコツ…


「博史早すぎるよ!もう!」

「お前が遅いだけだろー…
バーカ!」

ただいま私は博史と登校中

「ぶー…」

私はフグみたいに顔を
膨らました

「何だ?顔なんて
膨らまして…豚みたいだぞ!ブフッ」

「なっ!豚!?……もういい!先行く」

私はスタスタと博史を
置いて学校へ向かった

そのあとを博史はついてくる 

「まぁ…怒んなって…許せよ
今日おごるから」

「!!おごる…」 

私ったらおごるっていう言葉に
反応しちゃうなんて…
なんて子供…


「わかったよ…許す!」

「よしよし!それでこそ
香だ」

くしゃくしゃ

私の頭をワシ掴みに撫でる博史
あぁー私の髪が~