お昼になり退院の時間がやって来た。 俺はあの女の子に会いたくてもう一度中庭に行ったが会えることはなかった。 もう会うことはないと思いながら家に帰るためにタクシーに乗り込んだ。 この出会いが運命の歯車を回すことになるなんて考えもせず。