うちはもともと中学受験なんて
したくもなかった。
中学生になったら
ピアスだって開けたかったし
髪だって染める予定でいた。

昔から母は子どもを
自分の操り人形にしか
思っていなかった。

うちが受験をしたのも
母の設計図の
1ページにしか過ぎないのである。

だからって、反抗するのは
とてつもなく怖かった。
母はヒステリックだった。
もう、精神的に狂ってた。
精神安定剤、睡眠薬漬けの日々だった。
気に食わない事があると
気が狂うほどの勢いで
怒鳴られ、暴力をふるわれた。

うちも精神的にやられていた。
毎日、毎日死にたいって
思いながら生きていた。
地獄の様な日々が続いた。


受験も終わりこの悪夢とも
終わりを告げられると思っていたのに...

これ以上に辛い日々が
うちを襲うことになる。