「いいよ-別に.....西山くんにどう思われてようと。
西山くんが言ってることも一理あるし......
あっ、私そろそろ時間だから帰るね。。」




私は涙が溢れる前に早口で言って、
その場を逃げるようにでた。




まさか、好きだった西山くんに
そんなふうに思われていたなんて知らなかった。








クリスマスイブが終業式だったおかげで、当分、
クラスの人と顔を合わせなくて済むことだけは
唯一の救いだった。





そして、冬休みがあけた始業式の日。



私は何もなかったかのように振る舞った。



皆も最初は少し気にしてる様子だったけど、私が忘れているなら、変に話を掘り返さないようにと何も言われなかった。