その一言で女子が怒った。



「はー?西山に何がわかんの?」



「そうだよ!西山に関係ないじゃん!」





「そうだけど、だってなんかこいつ
ウジウジしてて見ててイラつかねー?」



なんとまだ、私の悪口を言い続ける西山くん。



それにはさすがに男子も止めに入ってくれた。



「おいっ!竜也、言い過ぎだろー」



「どしたー?テンションおかしくなったか?」



笑いに変えようとしてくれたが、そうはいかず、




私は瞳から溢れそうな涙を必死にこらえて、
頑張って笑顔を作った。