*咲良side*





私はあの時の真実を聞いた今、
頭はパニック状態だ。




私はそれが本当か知りたくて、いっぱいいっぱいの頭を必死で整理して西山くんに聞いた。




「.......じゃ...あ、あの時、西山くんは私のこと嫌いじゃ なかったの.....?」





「ちがう。嫌いなんかじゃなかった....。
..........本当は好きだったんだ。」




「.......っ!」




「その後、ずっとずっと後悔した。なんで、あんなこと言っちまったのか...。本当の事言えばよかったって。」




私はもう、いまこれが現実なのか解らなくなる。


西山くんはあの時から私を好きだったなんて。


私はまた夢を見てるのかな…