俺は立ち止まって一番気になることを聞いた。 「 さっき、一緒にいた奴、.......彼氏?」 山内は驚いたように違うと言った。 それを聞いて、体から力が抜けていった俺は床に座り込むようにしゃがんだ。 そんな俺に焦ったように 「ど、どうしたの?西山くん!大丈夫?」 と言って俺の横に同じように しゃがんで問いかけてくる山内。 俺はこの状況に口元が緩んでしまうのを 隠すように、顔を手で覆った。