放課後になって、春斗が私に近付いてきて
「今日、今からどっかいこうぜ!楓。」
とかいいながら私の肩に手を置く。まぁ特に用事ないしいいか。
「でも、無理は駄目だからね!春斗は生まれつき体が弱いんだから。」
「ご心配どうもありがとうございます。」
せっかく人が心配してるのに。まぁそんなピリピリしてもしょうがないかな。しばらく沈黙が続いた。が
「楓!きょ・・・」
と祐実がいいかけ、なぜか春斗が咳払いをわざとらしくする。
「ゴホッ、ン、ウンッ!」
まるで祐実に邪魔するなみたいな感じに。
「あー、やっぱり何でもない、楓バイバイ!」
と言葉を残して帰って行った。