私は、頷きたい気持ちと、さすがに断らなきゃって気持ちで揺れてた。

転校はしたいけど…でも…。


そんな感じで思いを巡らせていたら、晴翔くんが、





「頼れって言っただろ?」


思い出した?と言わんばかりの表情で言ってきた。



「私も、晴翔くんの学校に転校したい。でも…きっと転校するにはいろんな手続きが必要だろうし、それに晴翔くんと同居してるってばれたら…晴翔くんはクビになっちゃう」



私は一生懸命世間のことを考えながら言ったのに、それを聞いていた晴翔くんはクスッと笑った。


え、何がおかしいの?