「カイヤ様……」

私は黒王子に抱きよせられた。

すると…家来?が誰かの名前を呼んだ。

「こいつちょっと借りるから。」

黒王子が家来に言う。

「あの!その人はマキア様が連れて来いと……」

家来は黒王子に言いづらそうに言っている。

「マキアか……借りるって言っといて。」

「じゃっ!」

「わっ!」

黒王子がポワンを作り私はまた乗せられた。

下を見ると家来たちが困った顔で見ている。

「おい!」

「はい?」

景色を見ていると横いる黒王子が口を開いた。

「なんでマキアに追いかけられてんの?」

「え?知らない。」

「知らないってお前はバカか?」