自分の胸に手をあて考えた。


……この気持ちはオレ一人だけのものじゃない。


圭の想いも詰まってるんだ。


オレは胸から手を話し、拳にグッと力を入れた。





「……オレは春香が好きだ」



「あぁ」



「あいつを絶対、幸せにする」



「…あぁ」




そのあと、二人で笑いあった。


こいつと会えて本当によかった。


圭に会わずに人生を過ごしてたら、きっと春香と出会えても心を開くことはなかったかもしれない。


全部全部、お前のおかげだ。圭。


いい親友をもてたよ。



ありがとう、圭。