あの夏、いなくなった君。~ずっとずっと大好きです~


圭の言葉の意味を理解したと同時に、激しい羞恥心がオレを襲った。




「い、意味わかんねぇ!別に春香のことなんて……」




そう言うと圭はまた少し笑った。




「お前、そういうの自分の顔見てから言えっての」




圭はポケットから小さい鏡を取り出しオレを映した。




「っ…!!」




そこには真っ赤な顔をした、オレの姿。




「何年親友やってると思ってんだよ」




そう言いながら鏡をポケットにしまう。


そしてオレを真っ直ぐ見つめてきた。