あの夏、いなくなった君。~ずっとずっと大好きです~


「協力してくれるよな、誠」



そりゃ、たった一人の親友の本気の恋。


応援しなきゃ親友の名がすたる。


……なんで即答しないんだ。


ここで答えないと圭が不審に思う。


オレはなんとか声を振り絞った。



「あぁ……当たり前だろ」



そう視線を泳がしながら言った。


そうだよ。


なにも問題ねぇよな。


春香はただの友達だし。


なのに……なんでこんなに胸が痛いんだ…?