あの夏、いなくなった君。~ずっとずっと大好きです~


「まこちゃんは家に帰らないの?」



「……」



当然の質問に言葉が出ない。


隣から春香の視線を感じる。


真っ直ぐ、オレを見てくれてるってことが見なくてもわかる。


オレの家庭事情は圭しか知らない。


あいつはチャラチャラしてるけど、なんだかんだ信用できるから。


自分のことなんて滅多に人に話さないけど……こいつになら、いいって思った。


オレはゆっくり口を開いた。