「まこちゃんは家に帰らないの?」 「……」 当然の質問に言葉が出ない。 隣から春香の視線を感じる。 真っ直ぐ、オレを見てくれてるってことが見なくてもわかる。 オレの家庭事情は圭しか知らない。 あいつはチャラチャラしてるけど、なんだかんだ信用できるから。 自分のことなんて滅多に人に話さないけど……こいつになら、いいって思った。 オレはゆっくり口を開いた。