すると屋上へ近づいてくる足音が聞こえてきた。
屋上は立ち入り禁止のはず。
人が来るなんてありえないことだった。
思わず圭と顔を合わせる。
どうやら圭も同じことを思ってたみたいだ。
もしも先生に立ち入り禁止の屋上に出入りしてたとバレると、少し厄介なことになる。
ドクン…ドクン…と心臓が暴れ出したとき、緊張のほぐれる声が響いてきた。
「屋上って立ち入り禁止なんでしょ?行ってもいいわけ?」
「うん。常連だったら来てもいいってまこちゃん言ってたから!」
…聞き覚えのある声にさっきとは違う意味で心臓が高鳴った。

