あの夏、いなくなった君。~ずっとずっと大好きです~


すると屋上へ近づいてくる足音が聞こえてきた。


屋上は立ち入り禁止のはず。


人が来るなんてありえないことだった。


思わず圭と顔を合わせる。


どうやら圭も同じことを思ってたみたいだ。


もしも先生に立ち入り禁止の屋上に出入りしてたとバレると、少し厄介なことになる。


ドクン…ドクン…と心臓が暴れ出したとき、緊張のほぐれる声が響いてきた。



「屋上って立ち入り禁止なんでしょ?行ってもいいわけ?」



「うん。常連だったら来てもいいってまこちゃん言ってたから!」



…聞き覚えのある声にさっきとは違う意味で心臓が高鳴った。