今日のパンは購買のおばちゃん特製、
焼きそばパン。
購買の焼きそばパンは結構人気で、早く行かないと先輩たちに取られてしまう。
今日は運がよかったのか余裕でゲット。
「誠今日焼きそばパンじゃん。俺メロンパンにした」
隣で甘そうなメロンパンを頬張りながら、オレの焼きそばパンを見つめる圭。
そのほっぺはリスのようにもごもごと膨らんでいた。
頬張りすぎだっての。
「あげねぇからな」
「一口でいいんだけどなぁ~」
圭はすぐ人のものを欲しがる癖がある。
だがこの焼きそばパンは貴重。
絶対渡さない、と変に意地を張った。

